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運動神経って鍛えられるの?

2020年12月24日(木)

 

私は運動神経が悪いからできない・・・

運動神経が良い人は何でもすぐできていいなあ・・・

 

など、運動神経という言葉を今まで聞いたことが無いという方はいないと思いますが、

では、そもそも運動神経とは一体何なのでしょうか?

 

 

【ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典】の解説では

筋肉を支配する末梢神経で,中枢興奮末梢へ伝える遠心性線維から成る。興奮を末梢から中枢へ伝える感覚神経に対する。自律神経系の末梢神経 (血管運動神経など) も運動神経に含める場合があるが,ふつうは脳脊髄神経系に属するものをさす。その線維は,脳神経の場合は脳神経起始核 (運動核) の神経細胞から,脊髄神経の場合は脊髄前角細胞からそれぞれ発する神経突起で,これらの細胞には錐体路および錐体外路神経線維が中枢側から接続している

とされています。

 

簡単に言えば、筋肉を動かすために脳や脊髄から送られる信号を送受信する神経という感じでしょうか。

ただ、一般的に使用される運動神経とは、スポーツなど身体の運動や姿勢を制御する能力という捉えられ方の方が強いかと思います。

 

今日は、この後者の身体を制御する能力について考えていきたいと思います。

 

身体を制御する能力を鍛えるには、やはり子供のうちから多様な動きを行っていくことが重要になってきます。

②の神経型とされている神経系の発達は『スキャモンの発育曲線』によると0~3歳までに一気に増加し、6歳までに成人の約90%まで発育し、その後曲線は緩やかになり10~12歳頃にはほとんど発達しきってしまいます。

 

 

つまり、6歳には神経系は成人と同レベルに発達し、同じようなことが出来るようになっているということです。

 

このことからも神経系の発達が急激に起こっている3~6歳の間に様々な動きを繰り返すことで、神経系の発達がより活発になると想像できるのではないでしょうか?

では、この様々な動きっていったい何??というところですよね!

 

子供が成長していく過程で、学習する動きを大きく36のパターンにカテゴライズした

発達発育学者の中村和彦氏が提唱した運動の概念で、『36の基本動作』と呼ばれているものがあります。

 

(引用)山梨学院教授 中村和彦著:「運動神経が良くなる本」

 

立つ歩くはもちろん、登る、蹴る、掘る、くぐる、まわる、跳ねるなど、36種類の動作を出来るだけたくさん経験させていくことが運動神経の発達に大きく影響していくと考えられるわけです。

 

つい怪我のリスクを考えてしまったり、服が汚れることを嫌がってしまい、子供の運動の機会を減らしてしまっていると思い当たる人がいるようでしたら、汚れてもいい服を着させてあげて、こけても怪我をしにくそうな芝生の公園などで思いっきり遊ばせてあげてください。

 

そしてこの36の基本動作を習得してきたら、運動神経の向上のために動作と動作をどんどん複合させていくのがおすすめです!

 

物を運びながら渡ったり、走りながら投げたり、転がりながらくぐったり、一本橋を渡りながら押し相撲をしたり、どんどん難易度を上げていくと子供の神経系の発達は増していきます。

 

筋肉量や体格にそこまで差がない幼少期であっても、男の子より女の子の方が物を投げるのが苦手だったりする場合が多いのは、子供の頃に物を投げたり走り回って遊ぶ機会が、どちらかというと少ない傾向にあることが影響しているわけですね。

 

大人になってからでも子供のころのような急激な成長はしませんが、繰り返し複合動作を行っていけば、脳が動作を学習していくので運動神経の改善は可能だといえます。

 

大人になるにつれ段々と日常で身体を動かす機会が少なくなり、気づけば自宅と会社の行き帰りの中で『起きる・歩く・座る・歩く・寝る』が繰り返されるようになっていませんか?

そんな生活を送る間に、運動の多様性はどんどんと失われていきます。

 

先ほど挙げた36の動作のうち、どれくらいの動作を日常で行っていますか?

 

大人になっても、けん玉が出来なくても練習すれば出来るようになるように、繰り返すことが動作習得には重要です。

 

ただし、よくないフォームで繰り返してしまうと脳が間違った動作を覚えてしまうので、まずは正しい動作を覚えて繰り返すようにしましょう!

 

正しい動作が分からない場合はトレーナーに見てもらうことも視野に入れてみてはいかがですか?

 

 

 

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