膝の痛みの原因は膝ではなく、他にあるって知っていましたか?
2021年3月27日(土)
さて今日は、膝の痛みの原因についてです!
膝の痛みの原因は、もちろん膝自体に問題がある場合もありますが、
多くの場合、普段から膝に痛みが出るような身体の使い方をしてしまっている場合が多いです。
なぜそのような身体の使い方になってしまったのかは人によって異なりますが、
今日は、膝の痛みの原因になってしまいやすい身体の使い方のパターンをご紹介したいと思います。
ではここで、まずはセルフチェックをしてみましょう!!
※動作中に痛みがある場合はやらないでください
姿見など全身が映るような鏡の前で行うと、チェックしやすいのでおすすめです。
鏡がない場合は、スマホなどで動画撮影を行うとチェックしやすいですよ。
①足を肩幅に開き、つま先はまっすぐ前に向くようにして立ちます
②タオルの両端を持ち、広げた状態で頭の上にあげます
③この状態で、肘が曲がったり、かかとが浮いたりしないようにしゃがみ込んでいきます
④バンザイした状態で立ち上がる
以上です。
ではここでセルフチェックしていただきたいポイントですが
しゃがみ込んでから立ち上がる一連の動作のときに
①どちらか片方の膝、または両方ともの膝が内に入ってしまっていた
②まっすぐに向けていたはずのつま先が動作後には外に向いていた
③頭の上にあげていた手の肘が曲がったり、頭よりも前に出てしまっていた
どうでしたか?
一つ以上当てはまる場合は、あなたの動作が痛みの原因になっているかもしれません。
①、②に当てはまった場合に考えられることは、足首の硬さやお尻の筋肉の弱さです。
足首が硬いと可動域が狭くなり、膝を内に入れたり、つま先を外に向けて
身体が無理やりしゃがみ込めるようにしている状態になりますし、
お尻の筋肉が弱いと股関節を曲げたときに膝をまっすぐに保てずに内に入ってしまいます。(代償動作)
つまり、歩く・しゃがむなど日常で膝が曲げる動作を行うたびに毎回膝をひねっていることになります。
これでは膝に痛みが出るようになっていくのもわかる気がしませんか?
次に、③の手の位置が下がってきてしまう場合に考えられるのは、お尻の筋肉、背中の筋肉、胸の筋肉の硬さや背中の筋肉の弱さです。
頭上にあげた手が下がってしまう場合、お尻や背面の筋肉の硬さ、背面の筋肉の弱さがあると、背中や腰をまっすぐに保てずに丸まってしまいます。
背中が真っすぐをキープできるのに手が下がってしまう場合はわきの下や胸の筋肉が硬くなっている場合が多いです。
このような場合は日常的に腰が動いてしまっている可能性が高いので、膝よりも腰痛持ちの場合が多いかもしれませんね。
さてどうでしたか?
もちろん今回のパターンとは別の原因で膝痛や腰痛が起こっている場合もありますので、このチェックが問題なかったから大丈夫というわけではありませんが、一つの例として参考にしていただければと思います。
改善するためには弱っている筋肉は鍛えて、硬くなっている筋肉は緩めてあげましょう。
鍛え方や緩め方がわからないなどあれば、トレーナーに聞いてみてください。
動作を改善して、痛みのない生活を手に入れましょう!
SAKAI