~音を響かせるために~ トレーニングの先にある「目標」
2021年10月22日(金)
昨日、2人の日本人ピアニストが偉業を成し遂げました!
10/2からポーランドのワルシャワで行われていた「第18回ショパン国際ピアノコンクール」にて
反田恭平さんと小林愛美さんがW入賞されました!
小林さんは4位! 反田さんは日本人最高記録タイの2位!
日本人の2位入賞は51年ぶりだそうです。
今回2位に輝いた反田さん
実は、このコンクールに向けてトレーニングジムに通い、食事管理も行って肉体改造をされていたそうです!
ご本人曰く「音を響かせるため」と。
反田さんは2013年国立モスクワ音楽院に留学。
当時は身長170cm、体重49kgと、とても細身だったそうですが、留学前の日本音楽コンクールで初めて大きなホールで演奏したときに、自分の小柄な体格から出せる「音の限界」に気づいたそうです。
大きなホールに響く音を出すには、思っている以上にフィジカル面が関係すると。
ピアノの表現力の1つに音の抑揚=強弱があります。
この強弱を使い分けることで、ピアニストは非常に豊かに曲を表現し、観客を魅了します。
しかし、「強い音」をしっかり出すことができなければ、抑揚の差が無くなってしまうため、「弱い音」をさらに弱めるしかありません。
その結果、曲全体が縮こまった、少し弱い印象になってしまい、豊かな表現ができなくなるのかなと、素人ながらに思います。
実際、モスクワ音楽院の先生にもフィジカル面の指摘を受けたそうです。
「まずは身体を大きくしなさい」と。
今では、強弱の「弱い音」をより繊細に出す練習をされているそうですが、
アーティストがより表現を磨くために、フィジカルトレーニングに取り組まれているのは恥ずかしながら初耳でした。
トレーニングは1つの目標を叶えるための「方法」でしかありません。
今や、トレーニングは「痩せたい人」「マッチョになりたい人」だけがするものではないのです。
ある人は、表現力をさらに磨くために
ある人は、自分の競技スキルを磨くために
またある人は、身体の痛みを取り、今よりも生活を豊かにするために
その目標を叶えるための1つの方法が「トレーニング」なのです。
はじめる理由はどんな些細なことでも大丈夫。
「叶えたい目標」を持っているということは素晴らしいことです。
その「目標」を叶えるために、僕たちにできることがあるなら全力でサポートし、応援します!
是非一緒に、「叶えたい目標」に向かって1歩づつ進んでいきましょう!
MINAMIGUCHI