パフォーマンスアップにトレーニングやエクササイズで筋肉をつけることは必要なのか?
2022年11月23日(水)
結論から言うと、≪筋肉は“つける”よりも、“使える”ようにする≫ことが重要です!!
筋肉は大事です。
そして、筋肉をつけるだけなら、そんなに難しくはありません。
ただし! 筋肉はつけただけじゃ、“話にならない”んです(笑)
わかりやすく説明すると、、、例えば、
・筋肉をつけるだけで、すべてがうまくいくと言うのなら、筋肉モリモリの“ボディビルダー”や、重いものを挙げれる“パワーリフター”
・柔軟性を高めるだけで良いと言うなら、ヨガインストラクターの方やバレリーナの方のように柔軟性の高い方たち
このような人たちがスポーツの世界でも“NO.1”になってしまいます(笑)
いくらスクワットやデッドリフト、ベンチプレスが100kg上がったり、
コンデショニング、エクササイズが上手にできるようになったりすることと、
パフォーマンスを向上させるために筋肉を効率よく使えるかは、全く別の話です!
・ボクサーなら、パワーをつけるためにベンチプレスの挙上重量を上げたのに、反対に動きは遅くなり、力は強くなっても“パンチ力”は弱くなる。
・ゴルフの飛距離を上げるために下半身のコンディショニング、エクササイズを欠かさず毎日行って、スクワットで筋力アップをしたのに飛距離は伸びない。
筋力が強くなっても、競技能力はむしろ落ちてしまうということがあり得ます。
トレーニング器具を使ったり、強い負荷のトレーニングをすれば、筋肉は刺激されて発達はします。
その器具での動作やトレーニング・エクササイズで上達やパワーは高まるかもしれません。
しかし、人間の動きはそんなに単純ではありません!
カンタンな動作でも、人体の“数百種類”の筋肉を複雑に連動させて作り出しているんです!
“パフォーマンス能力”は、基本的な“身体能力”にまず目を向けなければ向上しないし、良い方法でやらないと時間が余計にかかり骨折り損になってしまします。
《筋力バランス》は、その人の《動きのクセ》でもあります。
その“クセ”を変えずに、いくらトレーニングを頑張っても、その“クセ”のパワーが強くなるだけです!
最初にもお話したように、
『筋肉はつけることよりも、“いかに使える”ようにすることが何より大事』
まずは、一見【“あまり意味のなさそう”&“当たり前”なこと=(立つ・座る・歩くなど)】を
正しくできるようにしないといけないということを覚えておいてください。
実はその“当たり前のこと”が、【一番重要&難しい】し、“結果”にもつながります。
いろんなことを試す前に人間の根本的な動きを見直してみてください。
ITOU
北堀江:パーソナルトレーニングジム REALの