タンパク質ならいくら摂っても大丈夫??
2017年7月20日(木)
みなさんこんにちは。
今日は少しトレーニングに関係する栄養について考えてみたいと思います。
まずは【タンパク質】について。
筋トレをしている方でなくても【タンパク質】という栄養素はご存知だと思いますが
筋トレをしている方は、特に意識的に摂取している栄養素ではないかと思います。
ダイエット目的でジムに通われている方も、ジムのトレーナーさんなどから
「タンパク質を積極的に摂ってください」と言われたことがあるのではないでしょうか。
たしかに、タンパク質は生きていくうえでも
身体をつくるうえでも必要不可欠な栄養素です。
しかし、タンパク質を摂ればとるほど筋肉になるかというと
残念ながらそういうわけではありません。
摂取したタンパク質は、体内で合成と分解を繰り返し、
その過程で、食事から摂ったタンパク質のうち
余った(過剰な)ものは分解されて窒素となります。
体内の分解過程で必要なくなった窒素はアンモニアに変わります。
アンモニアは私たちの体にとって有害な物質のため、
肝臓で無害な尿素に変換され腎臓で尿として排出されます。
つまり、タンパク質を過剰に摂取してしまうと、その分多くの窒素を尿素に変換しなければならなくなります。
そのため肝臓や腎臓にかかる負担も大きくなり、内臓疲労を引き起こしてしまう可能性があるのです。
またタンパク質の摂りすぎは単純に摂取カロリーを増大させてしまうことにもなりやすく
太ってしまう原因の1つにもなりかねません。
日本人の食事摂取基準によると、一日に必要なタンパク質量は、
男性60g、女性50g、とされています。
しかし運動の習慣のある方や、筋肉をつけて
身体のラインを変えたいと思っている方であれば
体重×1.2~2g程度必要だともいわれています。
この量がどれくらいかわからないという方は
ジムのトレーナーさんや、インターネットで検索してみてください。
つまり大切なのはご自身のトレーニング強度や
目的に合わせてタンパク質の摂取量も変える!ということ。
ダイエット目的の方は、タンパク質を摂りすぎて逆に太ってしまった・・・。
などとならないように気をつけて下さいね。
SAKAI